ダイヤモンド業界で「透明性」は一時の流行りではなく普遍的な価値基準になっています。サリネはこの価値基準を実践すべく、取り組みの中心にトレーサビリティを据えています。実際、サリネの最新技術によってダイヤモンドが採掘されてから消費者に届くまでの工程を追跡・検証する方法が変わりつつあります。
今回はダイヤモンド業界の信頼・透明性を高めるためのサリネの取り組みについて紹介します。
検証可能なデータに基づくグローバルなトレーサビリティ・エコシステム
過去数年にわたって、サリネは鉱山で採掘され、加工を経て小売店に並び、消費者の手に届くまで、ダイヤモンドのパイプライン全体を網羅するデータ主導型のダイヤモンド・トレーサビリティ・プラットフォームを構築し、小売業者や消費者がダイヤモンドのストーリーを把握できるように努めてきました。
サリネのトレーサビリティ・システムは点と点を結ぶだけでなくドバイ、インド、ボツワナ、ニューヨークなど世界各地の採掘業者、入札業者、製造業者、小売業者をひとつのまとまりのあるエコシステムとして繋いでいます。
サリネのダイヤモンド・ジャーニーはダイヤモンドの起源とその製造・販売までを検証できる唯一のテクノロジーで、原石が研磨を経て輝くまでの各段階はすべて客観的で検証可能なデータによって裏付けられます。
現在、世界中の採掘業者、製造業者、入札業者がサリネと提携し、成長するトレーサビリティ・エコシステムを形成しています。
「信頼」と「透明性」のグローバルネットワークを深める上で、これは素晴らしいことです。素晴らしいといえば、こんなニュースが...
Tracr™とのパートナーシップ
2025年2月、生産者が登録したダイヤモンド原石のデータと製造段階のデータを統合して、トレーサビリティ・ソリューションを強化するために、サリネはデビアスグループ傘下のTracr™との間でパートナーシップ契約を結びました。これは特にダイヤモンドジュエリーの小売業者にとって、バリューチェーン全体にわたってダイヤモンドの起源を検証するための新しい標準を提供します。
サリネとTracrの連携の詳細は下の画像をクリックしてください。
2025年2月、生産者が登録したダイヤモンド原石のデータと製造段階のデータを統合して、トレーサビリティ・ソリューションを強化するために、サリネはデビアスグループ傘下のTracr™との間でパートナーシップ契約を結びました。これは特にダイヤモンドジュエリーの小売業者にとって、バリューチェーン全体にわたってダイヤモンドの起源を検証するための新しい標準を提供します。
サリネとTracrの連携の詳細は下の画像をクリックしてください。
鉱山から市場まで続くシームレスでアルゴリズムに基づいたトレーサビリティ
中流工程のトレーサビリティでゲームが変わる
ダイヤモンド製造における中流工程は、原石がカットされ、研磨される製造工程の中でも最も重要な段階です。歴史的にトレーサビリティは主に小売業者や消費者向けに価値を提供するものであり、製造業者は置き去りにされていました。
しかし、待ちに待った変化が起こりつつあります。ダイヤモンドの工場内の移動や研磨の工程など、ダイヤモンドがリアルタイムで可視化されるようになったことで製造業者はトレーサビリティがどのように業務を変えるのかに気付き始めています。在庫の場所を把握するだけでなく、その管理がますます重要になっています。このことは正確で見落としのない監視によって単に「良いもの」を「卓越したもの」に変え、ダイナミックで複雑な環境の中で一歩先を行くことができることを示しています。
サリネのトレーサビリティ技術は既存の製造システムに簡単に統合できるだけでなく、その可能性を増幅させ、「透明性」を重視する広範なエコシステムに製造業者を接続します。このエコシステムに参加することで、新たなレベルの効率性を獲得し、業務を大きく変えることができます。
例えば、製造業者は裏方としてではなく、ダイヤモンドの検証可能な製造工程を知りたい小売業者の需要に積極的に応えられるようになるでしょう。製造業者はこの追跡可能な未来に踏み出すことで市場のニーズに即座に反応し、ダイヤモンド業界の目指す方向と自社の方針を一致させることができます。
そういった面でもダイヤモンド・ジャーニー™公式パートナープログラムで世界有数のダイヤモンド生産者と協力できることは大きな喜びです。
小売業者のためのトレーサビリティ:消費者はダイヤモンドに美しさだけでなく意味を求めている
消費者がダイヤモンドに期待するものは日々進化しています。多くの消費者はもはや「輝き」だけでは満足しておらず、「どこで採掘されたのか」、「どんな原石だったのか」、「どこで研磨されたのか」、「加工段階でどんな技術が使われたのか」など、ダイヤモンドを取り巻くすべてを知りたがっています。
私たちは今、そのストーリーを正確かつ信憑性をもって伝える手段を手にしています。
曖昧な起源や聞き心地の良い主張を叫ぶ時代は終わりました。データに基づいた正確なインサイトがあれば、小売業者は顧客を安心させるだけでなく、独自のブランドアイデンティティを反映した物語を紡ぎ出すことができます。トレーサビリティは小売業者が長年求めてきた「完全な信頼性」を提供し、すべてのダイヤモンドの起源を保証する自信、透明性をもって販売する自信、そして目の肥えた顧客から「信頼」と「ロイヤルティ」を獲得できる自信を与えてくれます。
もう一つ注目すべきなのは、トレーサビリティがダイヤモンドの起源だけでなく、その製造工程も網羅するものだということです。現代の消費者は持続可能性に深い関心を寄せており、自分たちの価値観に合ったダイヤモンド、環境や社会にプラスの影響を与えるダイヤモンドを購入したいと考えています。
これに役立つのがサリネのテクノロジーです。Webサイトで紹介しているインタラクティブなツールを使えば、ダイヤモンドのストーリーにこれまで以上に簡単に命を吹き込むことができるようになります。これは単なるマーケティングではなく、顧客を啓蒙し、有意義な体験を創造する行為でもあります。
トレーサビリティ、テクノロジー、そしてストーリーを織り交ぜることで、サリネは業界を代表して、その善行を明らかにし、消費者の関心を集めようとしています。
競争が激しい市場で違いを出すには「ユニークな体験」が必要です。サリネのダイヤモンド・ジャーニー・トレーサビリティ・レポートがあれば、小売業者は、ダイヤモンドのストーリーを魅力的かつ視覚的に顧客に提示することができます。
トレーサビリティ・エコシステムへようこそ
サリネのトレーサビリティ・エコシステムはすでに現実のもので、世界中の採掘業者、小売業者、入札業者、製造業者、技術系企業が導入を始めています。
ブシュロン、メシカ・パリ、ショーメなど、世界有数のブランドのいくつかは、サリネのトレーサビリティ・エコシステムを選び、ダイヤモンドを採掘した鉱山から店舗までの全工程を追跡しています。
その理由は、グローバルで競争の激しい今日の市場ではデータに基づいた透明性が信頼を裏付けることを理解しているからです。
サリネのCEO、デビッド・ブロックは「先進的なテクノロジーと業界の協力体制が組み合わさることでダイヤモンドのトレーサビリティは、国際的な規制を遵守し、消費者の信頼を高め、さらに小売業者や宝石販売者に大きな価値をもたらすという、極めて重要なマイルストーンに到達した」と述べています。
透明性、信頼、ストーリー性は、もはやダイヤモンドビジネスにおいて贅沢品ではなく、当たり前のものです。サリネはダイヤモンド・ジャーニー・トレーサビリティ™によって、この「当たり前」をより身近で強力にして、革新を起こそうとしています。
サリネはダイヤモンド・パイプラインに関与するすべての人々をサポートしながら、透明性を高めることでトレーサビリティを推進しています。
ダイヤモンド・パイプラインの中流でも下流でも、どの段階の事業者でも歓迎します!ようこそトレーサビリティ・エコシステムへ!